大垣市のA型事業所から
一般就労に移行するには？

大垣市で就労継続支援A型事業所を利用後、一般就労へ移行したいと考えている方に向けて、段階を踏んでステップアップする手順を解説しています。

STEP1.A型事業所で
働く基礎をつくる

就労継続支援事業所は、一般企業よりも30分～1時間程、就業開始時間が遅い傾向があります。そのため、A型事業所の通所時間ギリギリに支度をしている方は、いざ一般就労へ移行したとき、朝早く起きることができずに挫折してしまう可能性が。

毎日決まった時間に余裕をもって起床し、身だしなみを整え、元気な挨拶と共に出勤し、適切な服薬管理をし、決まった時間に就寝する。この一連の流れが働く基礎をつくるということです。自分の生活を管理する力は、一般企業で働くうえで欠かせません。日々体調を整えて働けるように、規則的なリズムで生活するように心がけましょう。

STEP2.定期面談で
目標達成度をはかる

一般就労へ向けてさまざまなことに取り組んでいると、目の前のことで精いっぱいになり、本来の目標を見失って迷ってしまうこともあるでしょう。

そうならないよう、具体的な目標を定めて行動し、できたこと・できなかったこと（その原因）を定期的に見直すことをおすすめします。ゴールを設定して定期的に振り替えることで、自分が今どの地点にいるのか、以前よりも前に進んでいるのか実感できるようになるため、次の行動のモチベーションや自信につながるはずです。

STEP3.どの業界でも
役立つスキルを磨く

例えば「パソコン操作スキル」や「コミュニケーション能力」は、どの業種においても役立つスキルです。就労継続支援の作業を通して、習得しておくと良いでしょう。

また、ビジネスマナーの習得や面接練習も大切です。自分のやる気や魅力をしっかりと伝えられるように、準備しておきましょう。就職後うまくいくか不安な方は、就労定着支援（より良い環境で長く働き続けられるようにサポートするサービス）の利用をおすすめします。

3つのステップをひとつずつ
着実にクリアしよう

就労移行支援事業所を利用せずに、A型事業所から一般就労へのステップアップを目指す場合、一般事務に必要なパソコン操作、プログラミング、軽作業、グループディスカッション、ビジネスマナーを取り入れているA型事業所を利用するのが良いでしょう。

しかし、どれだけ新しいスキルを身につけて、一般就労への移行に成功しても、「働く基礎」が身に着いていなければ長くは続きません。そうならないよう、STEP1・STEP2・STEP3で述べたことをひとつずつ着実にクリアしていくことが大切です。